先日、ある海外ドラマを観ていたときのこと。
朝の挨拶を交わした同僚が元気がなかった場面で、
「I’m here」という言葉が使われていました。
その字幕には、「どうしたの?話してみて」を訳されていて、
とても印象に残りました。
「I’m here」の直訳と、込められた意味
直訳すると「私はここにいる」という意味のシンプルな言葉ですが、この場面では「そばにいるよ」「あなたの味方だよ」という温かいニュアンスが込められていました。
その他の意味と、よく使われるシチュエーション
調べてみると、他にも様々なシチュエーションで使われていることが分かりました。
誰かを励ましたり寄り添うとき(感情的なサポート)
✅ 相手が落ち込んでいる・悩んでいるとき
💬 “I’m here.”(そばにいるよ)
💬 “I’m here if you need to talk.”(話したかったら、いつでも聞くよ)
💡 ニュアンス
- 「あなたは一人じゃないよ」と安心感を与える
- 無理にアドバイスせず、寄り添う気持ちを伝える
🔹 例
A: “I just don’t know what to do anymore…”(もうどうしたらいいかわからない…)
B: “I’m here.”(そばにいるよ)
到着したことを伝えるとき
✅ 待ち合わせ・訪問時に
💬 “Hey, I’m here!”(今着いたよ!)
💬 “I’m here at the café.”(カフェに着いたよ)
💡 ニュアンス
- 物理的にその場所にいることを知らせる
- 電話やメッセージでよく使われる
🔹 例
A: “Where are you?”(どこにいる?)
B: “I’m here at the entrance.”(入口にいるよ)
何かのサポートを申し出るとき
✅ 仕事や作業の手助けをするとき
💬 “Don’t worry, I’m here to help.”(大丈夫、手伝うよ)
💬 “I’m here for anything you need.”(必要なことがあれば言ってね)
💡 ニュアンス
- 「助けるためにここにいるよ」という前向きなメッセージ
- 仕事、イベント、ボランティアなどの場面で使われる
🔹 例
A: “I don’t know how to fix this.”(これ、どう直せばいいかわからない…)
B: “No problem, I’m here to help.”(大丈夫、手伝うよ)
授業やミーティングで出席を伝えるとき
✅ 名前を呼ばれたときの返事として
💬 “John?” → “I’m here!”(ジョン? → はい、います!)
💡 ニュアンス
- 「出席してます!」と簡潔に伝える表現
- 学校や会議の点呼でよく使われる
🔹 例
Teacher: “Sarah?”(サラ?)
Sarah: “I’m here!”(はい!)
強い決意を示すとき
✅ 意気込みを伝えるとき
💬 “I’m here to win.”(勝つために来たんだ)
💬 “I’m here for a reason.”(ここにいるのには理由がある)
💡 ニュアンス
- 「私は本気だ」「目的を持ってここにいる」と強調する
- スポーツ、仕事、競技などでよく使われる
🔹 例
A: “Are you ready for the competition?”(試合の準備できてる?)
B: “Of course! I’m here to win!”(もちろん!勝つために来たんだ!)
まとめ
シチュエーション | 例文 & ニュアンス |
---|---|
感情的なサポート | “I’m here.”(そばにいるよ) |
到着を伝える | “Hey, I’m here!”(今着いたよ) |
サポートを申し出る | “I’m here to help.”(手伝うよ) |
出席を伝える | “John?” → “I’m here!”(ジョン?→ はい!) |
決意を示す | “I’m here to win.”(勝つために来たんだ) |
無理に励ますより大切なこと
言葉は時に、相手の気持ちを支える力を持っています。
特に、心に何かを抱える人に対して「何か話したいことがあれば聞くよ」「あなたは一人じゃないよ」と伝えることは、大きな安心につながるのではないでしょうか。
身近な人が落ち込んだり不安や悩みを抱えているとき、無理に励ましたり、答えを出そうとしたりする必要はないのかもしれません。
ただ静かにそばにいて、「I’m here」と伝えるだけで、寄り添うことができるかもしれません。
これからは、大切な人がそのようなときに、この言葉を心の中で思いながら寄り添っていきたいと感じました。
読んでいただきありがとうございます。