こんにちは、梅子です。
前回の記事<Episode 9>高校入学の頃の思い出に続き、<Episode 10>:高校2年生頃の思い出を書きたいと思います。
クラス分けと進路のこと
通っていた高校では、2年生から理系・文系にクラス分けがありました。少しずつ進路を考えていく時期です。
私はというと、「社会」と「理科」が苦手で困っていました。でも英語と数学は好きでした。
「経済学部なら英語・国語・数学で受験できる」と知ったのがきっかけで、少し変わった理由から理系クラスへ。
看護師や薬剤師、さらに宇宙関連の職業を目指す志の高い同級生たち、そして数学担当の担任の先生に囲まれながら、まだ将来が定まらない私は、とにかく目の前の勉強に向き合っていました。
一人で学校にも行けていない自分が職業に就けるかどうか、全く見えないでいました。
中学から宿題が多い学校でしたが、高校ではさらに英語のテストが増加。授業のたびにプリントを配られ、全問解けないほどの量をテスト形式で繰り返す日々。大変でしたが、そのうち英文法のパターンに自然と慣れていく自分がいました。鍛えられました💪
空を見上げた非常階段
勉強以外では、体育はすべて見学、通学も同級生とではなく、父か母と一緒、そして時々通院の繰り返し。
この頃は、休み時間に教室のあちこちで同級生たちがおしゃべりをしていても、自分がその輪に入っていくのがあまり得意ではありませんでした。
そんな時は非常階段へ出て、外の空をぼんやり眺めたり、本を読んだり。教室よりもずっと気が楽でした。
一緒にお弁当を食べたり、話しかけてくれる友達もいたのに、「普通ではない自分」と思い込んで自信や勇気が持てずに、息を潜めて過ごしていた気がします。
ピアノは10年目に卒業
6歳から続けさせてもらっていたピアノ。始めた頃に出会ったお姉さんが弾いていた「幻想即興曲」に憧れて、16歳の時に、ついに弾けるようになりました!
それでもなかなか自信が持てないどころか、以前より緊張するようになってしまい、発表会の前に辞めることに。
ピアノの先生はとっても素敵な先生で、伺うと、絨毯のお部屋にスライド式の美しい本棚があり、そこには意外なことに漫画本がびっしり。少し早めに伺い、前の生徒さんが練習しているのを聞きながら漫画を読んだりして。贅沢にも、グランドピアノで。その下で、コリー犬が気持ちよさそうに寝そべっていて。
メトードローズ→バイエル→チェルニー→ハノン→ブルグミュラー→ソナチネ→ソナタ→ピアノピースで弾きたい曲を。順番に、取り掛かると赤鉛筆で曲名に丸を半分先生が書いてくれ、弾けるようになると、はなまるで閉じてくれて、次の曲へ。
10年間、先生にも続けさせてくれた家族にも、ありがとうを伝えたいです。
高校の修学旅行は、行けました!
中学の修学旅行は行けなかったけれど、高校の北海道への修学旅行は、先生方の有難い計らいのおかげと、体調も保ち、無事に参加できました。
生まれて初めて飛行機に乗りました。こんなにあっという間に北海道に着くんだと感動した覚えがあります笑
おぼろげですが、羊ヶ丘展望台の広大な草原でジンギスカンをいただいた風景や、生憎の天気の中、函館のケーブルカーに乗りながら雲の切れ間にパッと見えた夜景、函館の坂の上から気持ち良い風が吹く中で撮った集合写真の笑顔など、楽しかった記憶が思い出されます。
先生方や同級生にも、ありがとうを伝えたいです。
ドリカムとの出会い!
学校以外は家で音楽を聴くのが楽しみでした。特に、Dreams Come True のソウルフルな歌声と洋楽のようなサウンドに魅了され、初めてアルバムCDを買って繰り返し聴いていたのを覚えています。
そして、初めてドリカムのコンサートに行けることになった時は大興奮! 代々木体育館で体験した「The Swinging Star」時代のライブは、自由に伸びていく歌声やライティング、バンドの生演奏など全てに圧倒され、胸が震えるような感動でした。すぐにファンクラブにも入会。声を掛けてくれたお友達には今でも感謝しています。
ラジオで「ロンドンでレコーディングしている」と知ってはいつか旅したいと夢をふくらませ、雑誌の切り抜きを集め、お小遣いでアルバムを少しずつ集めてはじっくり聴く。これが私の最初の「推し活」でした😆
今日の一曲
Dreams Come True「うれしい! たのしい! 大好き!」(1989年リリース)
イントロから心が弾み、自由になれるような気持ちになれる大好きな曲です。
次回は、高校3年生、進路をどう決めていったのかを書きたいと思います。
また立ち寄っていただけたらうれしいです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!


 
  
  
  
  
